1905年2月23日、奉仕の理想に燃えた青年弁護士のポール・ハリスが3人の友人に声を掛け、シカゴのディアボーン通りにある建物で会合をもったのが発端となりました。「ロータリー」の名は、各会員の事務所を順番に回って会合を行う慣習に由来したものです。
1906年〜1907年その会合はシカゴ・ロータリー・クラブとして最初の綱領が決定されました。
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本クラブ会員の事実上の利益の拡大 (互恵取引)
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社交クラブに付随する親睦およびその他必要事項の推進(親睦)
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シカゴ市の最大の利益を推進し、シカゴ市民として誇りと忠誠心を
市民の間に広める(社会奉仕)
そして、最初の社会奉仕プロジェクトがスタートしたのです。
1908年〜1909年 2番目のロータリー・クラブがサンフランシスコで結成され、その後、オークランド(カリフォルニア州)、シアトル(ワシントン州)、ロサンゼルス(カルフォルニア州)、ニューヨーク市(ニューヨーク州)、ボストン(マサチューセッツ州)にもクラブが結成され、ロータリー・クラブが全米に広がっていったのです。
1920年〜1921年 日本も加盟を果たし、東京ロータリークラブが承認されました。そして1923年〜1924年にはロータリーの会員が世界で10万人を超しました。また、世界中のロータリアンが関東の大地震に対し、救済運動を実施。国際ロータリーから74,000ドル 503クラブから15,000ドルが寄贈されたという記録が残っています。
以来、ロータリークラブが創立されて、およそ一世紀に亘る長い奉仕の歴史の中で、ロータリーのこころは着実に受け継がれ、成熟してまいりました。
現在(2011年12月現在)世界各地で会員は121万8千人を超え、201カ国に広がり、クラブ数は34,282クラブとなりました。
日本(2014年8月現在)でも2,277クラブ、8万8千人以上の会員が誇りと奉仕の精神を持ってロータリーライフを謳歌しています。 |