猛火の飴燈なお立ち篭る9月4日、東京ロータリークラブはRI会長Gundaken氏及び幹事Perry氏から
"DEEFEST SYMPATHY ROTARY INTERNATIONAL AND ALL ROTARYCLUBS. IS THERE ANY PARTICULAR THING WE CAN DO"
の電文を受け取った。
これは当時の電信技術と各国の時差を考えると即日の対応と云えよう。翌5日には救援計画中の書面に続いてRIとしての救援費として取り敢えず2万5千弗贈る旨伝達があった。 世界中のRCは自国の赤十字やその他の機関の行っている救援活動に満足できず、RIを通じて或いは直接東京RCに寄付を申し出、その数は503クラブ、総額89,000弗に達した。
義指金収支計算書
・受入 RIより 他RCその他より 合計 ・支払 孤児院建設 小学校へ 殉職警官遺族へ 木下産院へ 合計
74,216.30円 14,944.82円 89,161.12円 37,000.00円 26,731.60円 15,429.52円 10,000.00円 89,161.12円
このような友情と支援は、ロータリークラブの大眼目である「無我の奉仕」という理想の実現として、創立間のない東京RC会員にと大きな感銘と教訓を与え、関東大震災の東京RCに与えた精神的影響は、我々ロータリークラブ会員としては、永く深く銘記しておかねばならぬ事実である。