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「日本ロータリーの原風景を辿る」のWEB版発行の辞

私たち東京西ロータリークラブでの事業で、ロータリーの皆様にご反響を賜っております1つとして「日本ロータリーの原風景を辿る」という小冊子がございます。これは、1993年度に初版、45周年の2000年に第U版を発刊し、全国にお配りしました。
顧みれば、1920年に日本で初めて東京ロータリークラブが設立され、その3年後、1923年に関東大震災が起こり、世界の国々から巨額の支援が届けられました。ロータリー関係では、世界30カ国の500を超えるロータリークラブから東京ロータリークラブに温かい激励と巨額の義損金が寄せられました。その詳細についてまとめたものです。
この世界各地のロータリークラブからの友情と支援は、東京ロータリーク
ラブに大きな影響を与えました。ロータリーの理想と実現・その奉仕活動へと精神の変革があったのです。その流れを汲む我が東京西ロータリークラブは、創立50年を超え伝統が生まれ、今日に至りました。今回WEB版の発行にあたり、ロータリーの奉仕の精神、そしてそれが日本に培った事実をお知らせすることが出来れば幸いです。

2009年6月 東京西ロータリークラブ
大和田弘会長 
鈴木隆志広報委員長

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「発刊の辞」(初版より抜粋)
昨年の秋の2750地区のインターシティ・ミーティングの-分科会に、アドヴァイザ-としてご出席されたバーストディストリクトガヴァナ-(PDG)が、議
事の運営と内容を観察された後、下記のような主旨のコメントを述べられました。
『本日のミーティングを拝聴していますと、規約や細則の運用のみに論議が集中し本来のRC活動の根源にある「心」と、それにより形成される「人格」と言う視点からの討議がなされなかったことは残念です。こういう状態が続きますと、ロータリーは益々形骸化し崩壊に向かうのではないでしょうか。どうか、ロータリークラブの真髄である「心」と「人格」の見直しを行なって、将来のRCの発展のために努力して欲しい。』
ガ-ン日と一発見舞われた感じで、今日迄ロータリーについて何か今一つ
掴み切れなかった私達に明確な方向を与えて下さった感じでした。暫くして、当クラブの村上文蔵会員が『こんなものが見付かりましてね。』と
言って一冊の古いスクラップブックを持って来られた。『今日迄大切に保存してきましたが、このままでは書棚の隅に埋もれてしまうので、何か国際奉仕活動に役立つと嬉しいのですが。』と言われた。それは1923年9月の関東大震災に世界各国から戴いた援助を報ずる新聞記事のスクラップブックでした。震災時のRI及び各国のRCの真撃なる救援活動はその後の我国のロータリークラブ発展にどれだけ役に立ったか計り知れぬ、とも記されています。関東大震災こそ日本ロータリークラブの「原風景」であり、永遠に記録し記念とすべきものではないでしょうか。村上会員から頂いたスクラップブックを基にして、東京クラブから拝借した資料等から、なるべくビジュアルな形で「小冊子」にまとめ上げました。

1993年初版 加藤精一会長 久保貞吉幹事 小林基茂国際奉仕委員長
2000年2版 久保貞吉会長 高野修45周年実行委員長
2009年WEB版 大和田弘会長 相川和宏幹事 鈴木隆志広報委員長